歴代スケートオブザイヤー(SOTY)を紹介

Andrew Reynolds スケーター紹介
Andrew Reynolds

こんにちは、ジアライズです。
ご覧いただきありがとうございます。

さて今回は、スラッシャーマガジン(Thrasher Magazine)がその年に一番活躍した、インパクトを残したか表彰するスケーター・オブ・ザ・イヤー(Skater of The Year、SOTY)について歴代のスケート交えて紹介します。

スケーターオブザイヤーのノミネートは、最近では11月から12月ごろに発表されます。

ビデオパートや大会の成績等でノミネートとなるようですが、最近ではYouTubeでのオンラインパートがとてもインパクトがあります。

例えばSOTY2020に輝いた、メイソン・シルヴァ(Mason Silva)は2020年内で3つのオンラインパートを発表します。パートラッシュでした。

さて、それでは歴代のスケーターオブザイヤーを紹介します。

歴代のSOTY受賞者

1990 Tony Hawk
1991 Danny Way
1992 John Cardiel
1993 Salman Agah
1994 Mike Carroll
1995 Chris Senn
1996 Eric Koston
1997 Bob Burnquist
1998 Andrew Reynolds
1999 Brian Anderson
2000 Geoff Rowley
2001 Arto Saari
2002 Tony Trujillo
2003 Mark Appleyard
2004 Danny Way
2005 Chris Cole
2006 Daewon Song
2007 Mark Johnson
2008 Silas Baxter-Neal
2009 Chris Cole
2010 Leo Romero
2011 Grant Taylor
2012 David Gonzalez
2013 Ishod Wair
2014 Wes Kremer
2015 Anthony van Engelen
2016 Kyle Walker
2017 Jamie Foy
2018 Tyshawn Jones
2019 Milton Martinez
2021 Mark Suciu
2022 Tyshawn Jones

では、年代別にスケーターを紹介したいと思います。

歴代のSOTY受賞者 1990年代

  • 1990年 トニー・ホーク(Tony Hawk)

    初代SOTYは、別名バードマン。
    バーチカル(垂直面があるでかいランプ)での偉業は数々あります。
    今でも新しいトリックへの探究心はさすがです。

  • 1991年 ダニー・ウェイ(Danny Way)

    プランビー(Plan B)を復活させスター軍団を率いており、兄やケン・ブロック(Ken Block)、コリン・マッケイ(Colin Mckay)と共にスケートシューズのディーシー(DC Shoes)の初代からずっとメンバーです。メガランプや中国の万里の長城を飛び越えるなど、歴史を残しています。

  • 1992年 ジョン・カーディエル(John Cardiel)
    笑顔が素敵。

    残念ながら交通事故により昔のように、思うようにスケートができないとインタビューで語られていました。リュックブランドのクローム(Chrom)をプロデュースするなどスケーターのみならず、ストリートカルチャーに影響を残しています。

  • 1993年 サルマ・アガー(Salman Agah)

    現在はピザとアパレルのピザニスタ(Pizzanista)をプロデュース。

  • 1994年 マイク・キャロル(Mike Carroll)

    リック・ハワード(Rick Howard)と共に、プランビー(Plan B)から独立しガール(Girl Skateboards)を立ち上げました。ガールは姉妹ブランドのチョコレート(Chocolate Skateboards)と共に一大ムーブメントを起こします。
    マイクと言ったら、マイク・ヨーク(Mike York)かキャロルですよね。

  • 1995年 クリス・セン(Chris Senn)
    元祖スピードスター。
    411VMのコンテストでは、参加するほとんどの大会で優勝していた記憶があります。

  • 1996年 エリック・コストン(Eric Koston)

    ご存知の方も多いと思いますが、スティーブ・ベラ(Steve Berra)とベリックス(The Berrics)の共同で創設しました。この頃は、マイク・キャロルと同じガール(Girl Skatebards)に所属していました。
    私は、「Mouse」が大好きです。
    あの頃から、ガールはスター軍団でした。

  • 1997年 ボブ・バーンクエスト(Bob Burnquist)

    バーチカルでのノーグラブ360や、コーピングを使ったグラインドトリックで新しいバーチカルのスタイルを作ったと思います。メガランプ(Mega Ramp)も果敢にトライ。

  • 1998年 アンドリュー・レイノルズ(Andrew Reynolds)

    通称・ボス(Boss)と呼ばれる、アンドリュー・レイノルズ。
    この頃は、トニー・ホークのブランド、バードハウス(Birdhouse Skateboards)のライダー。
    のちにベーカー(Baker)、デスウィッシュ(Deathwish)などのブランドを立ち上げるます。

  • 1999年 ブライアン・アンダーソン(Brian Anderson)

    この頃はエド・テンプルトン(Ed Templeton)が創設したトイマシン(Toy Machine Skateboards)に所属していたブライアン・アンダーソン。
    ボーズで怖いオーラ満点、ハンマートリック量産。
    少し前に自分自身のジェンダーについてカミングアウトしましたが、私たちスケーターがブライアンを尊敬して愛していることに変わりはありません。

歴代のSOTY受賞者 2000年代

  • 2000年 ジェフ・ローリー(Geoff Rowley)

    ザ・バンズ(Vans)といイメージです。バンズのスケートシューズがお似合いです。
    トム・ペニー(Tom Penny)率いるフリップ(Flip Skateboards)のライダーでした。
    とにかくロックなスケートで、ハンドレール、でっかいレッジ、ギャップ越えなどクラシックなハンマトリックを量産。現在はスケーター兼環境活動家。

  • 2001年 アート・サーリ(Arto Saari)

    やっぱりフリップ(Flip Skateboards)のライダー。
    ヨーロピアンなスタイリッシュなスケーターであり、フォトグラファーとしても活躍。
    この方もハンマートリック量産型。

  • 2002年 トニー・トルフィーヨ(TonyTrujillo)

    やっぱりロック!
    アールもハンドレールもとにかく印象に残るライディング。
    2000年東京都渋谷区恵比寿で開催されたアンタイトルド(Untitled)で初めて見た時はカッコよかった!ずっと変わらずアンチヒーロー(Antihero)のライダー。

  • 2003年 マーク・アップルヤード(Mark Appleyard)

    ヨーロピアンのマーク・アップルヤード。
    スケートシューズ、グローブ(Globe)のライダー。
    エーリアンワークショップ(Alien Workshop)のライダーであり現在は、エレメント(Element Skateboards)に所属。
    さらっとやばいトリックを決めるスタイルが好きです。

  • 2004年 ダニー・ウェイ(Danny Way)

    2度目の快挙達成。
    大きな怪我も克服しての栄冠に輝く。

  • 2005年 クリス・コール(Chris Cole)

    ジェイミー・トーマス(Jamie Thomas)が主催するゼロ(Zero Skateboareds)のライダーでした。大会や、ベリックスの大会(BATB)でもハンマートリックを残していました。

  • 2006年 デーウォン・ソン(Daewon Song)
    私は、デーウォン・ソンが「411VM Issue 19」のPlofileパートを観てからの大ファンです。

    ワールドインダストリー(World Industries)、デカ(DECA Skateboards)の所属し、スケートシューズディーブイエス(DVS)に所属していました。

    現在は、サンキュー(Thank You Skateboards)をトリー・パドウィル(Torey Padwell)と設立しました。
    スケートシューズは、アディダス(adidas Skateboards)です。
    物を大切しに、スケボーデッキシューズも大事に扱います。

  • 2007年 マーク・ジョンソン(Mark Johnson)

    デーウォン・ソンと同様に新しいトリックへの創造力がすごいです。
    トリプルフリップを観た時は、ビビりました。

  • 2008年 サイラス・バクスター・ニール(Silas Baxter-Neal)

    スタイルも名前もカッコいいですよね。
    ハビタット(Habitat Skateboards)のライダー。

  • 2009年 クリス・コール(Chris Cole)

    ダニー・ウェイに引き続き、2度目のSOTYを獲得。

歴代のSOTY受賞者 2010年代

  • 2010年 レオ・ロメロ(Leo Romero)
    エド・テンプルトン(Ed Templton)率いるトイマシン(Toy Machine)のライダー。
    正確なフロップからのハンドレールトリックがしびれます。

  • 2011年 グラント・テーラー(Grant Taylor)
    エーリアンワークショップ(Alien Work Shop)から現在はアンチヒーロ(Antihiro)に移籍。
    スピードが早すぎて、フィルマーも大変です。
    アールもヤバいです。

  • 2012年 デイヴィッド・ゴンザレス(David Gonzalez)
    トム・ペニー(Tom Penny)率いるフリップ(Flip Skateboards)のライダーです。
    セクシーな甘いマスクと、ハードロックはライディングにファンは多いはずです。
    スケート界のエロかっこいい、TOP3に入ると思います。

    スケート界のエロかっこいいTOP3は、
    ディラン・リーダー(Dylan Leader)
    オーレリアン・ジロー(Aurerlien Giraud)
    デイヴィッド・ゴンザレスだと思います。

  • 2013年 イショッド・ワイアー(Ishod Wair)
    リアル(Real Skateboards)の正統派スケーターだと思います。
    ストリートの攻めも正統派。
    アールもこなす、まさにリアルのライダーです。

  • 2014年 ウェス・クレーマー(Wes Kremer)
    ブランドン・ターナー(Brandon Tarner)率いるスケートマフィア(SK8MAFIA)のライダーです。危険な雰囲気を感じさせながら、たくみにヤバいトリックを決めていくところがステキ。

  • 2015年 アンソニー・ヴァン・エンゲレン(Anthony van Engelen)
    はい、きました。まさに怒れる男。
    若い頃のジェイソン・ディルを思わせるスタイルから、破壊するような力強いグラインドやスライドが印象に残っています。
    エーリアンワークショップでは、ディルとチームメイトでしたが、その後ファッキンオーサム(Fucking Awesome)を共同で創設。

  • 2016年 カイル・ウォーカー(Kyle Walker)
    イショッド・ワイアーと同じリアル(Real Skateboards)のライダー。
    ダイナミックなギャップでのハンパートリックも印象に残っています。
    地元オクラホマにはカイル・ウォーカーDayがあり、Tシャツなどを販売、売り上げを基金に募金するそうです。

  • 2017年 ジェイミー・フォイ(Jamie Foy)
    ミスター・フロントケー。
    ハンドレールキラーで、ハンドレールの安定感が半端ない。

  • 2018年 タイショーン・ジョーンズ(Tyshawn Jones)
    New Yorkのアイコン的存在のスケーター。
    信じられないバネと、親心があふれています。

  • 2019年 ミルトン・マルティネス(Milton Martinez)
    好きだなー。このスタイル。
    クリーチャー(Creature Skateboards)のライダーで、スケートシューズはコンバース(CONS)。CONSでは同じくSOTYを競ったルイ・ロペス(Louie Lopez)とチームメイトです。
    ストリートはもちろんのこと、アールを使ったライディングも、ギャップもスピードも全てヤバいです。
    ストリートのバリケードをDIYでセクションに楽しそうに加工する姿は、おちゃめ。

歴代のSOTY受賞者 2020年代

  • 2021年 マーク・スシウ(Mark Suciu)
    NYCのストリートが上品によく似合うスケーター。
    エロいすべりにイチコロです。

  • 2022年 タイショーン・ジョーンズ(Tyshawn Jones)
    2018年に続き、2度目の栄冠を獲得。
    これまでSOTYを2度獲得したスケーターは、ダニー・ウェイとクリス・コールの二人だけです。

    これまで所属していた、ジャイソン・ディル(Jason Dill)率いるファッキンオーサム(Fucking Awesome)を退団し、自身にブランドであるキング(King Skateboards)を創設。